投資信託と仕組みがよく似ているものに「ETF」があります。

今回は、ETFについて、メリット・デメリット、おすすめ商品について説明します。

そもそもETFとは

ETFとは、「Exchange Traded Fund」の略で、「上場投資信託」と訳されます。

投資信託とETFは似ていますが、
大きな違いは
投資信託・・・上場していない
ETF・・・上場している
ということです。

上場しているということは、証券市場で株式と同じように売買できるということです。

投資信託とETFの比較は、下記の表のようになります。

ETFのメリット

1. 豊富な品揃え(アメリカの人気の高配当ETFなど)

株式、債券、金、様々なものに分散投資可能で、分配金がもらえるタイプもあり、品揃え豊富です。

2. 投資信託に比べさらに手数料が安い

近年、投資信託の手数料引き下げが続き、信託報酬が0.1%前後というように、低価格のものも増えてきていますが、ETFは、平均的に投資信託よりさらに手数料が安いです。

3. リアルタイムの取引が可能

ETFを購入する際は、株式投資の個別株と同じ要領で注文を出します。 成行・指値注文が可能です。

ETFのデメリット

1. つみたてNISAが利用できない

つみたてNISAで購入できるものは、投資信託のみです。 ETFは、証券会社の特定口座または一般口座で購入することになります。

2. 積立購入ができる証券会社が限られる

たとえば、SBI証券は、ETFの積立購入が可能です。 楽天証券では、積立購入できないので、その都度に注文を入れる必要があります。

3. 最低購入金額は、投資信託より必要

投資信託は、500円からでも購入可能ですが、ETFの場合、一口単位で購入することになるので、銘柄により、最低購入金額が変わります。

4. 分配金の再投資には不利

分配金には、20%の税金がかかるので、分配金を再投資していきたい場合は、税金を取られる分、不利になります。

5. 米国ETFだと税金手続きが若干面倒

米国ETFで受け取れる分配金に関しては、米国で10%課税、国内で20%課税と二重課税となります。
二重課税を回避するには、確定申告(外国税額控除)をする必要があります。

おすすめETF

(手数料や配当金は2021年5月現在)
国内ETFと海外ETFのおすすめなものを紹介します。
国内ETFは、流動性が低かったり、銘柄に偏りがあったりもするので、どちらかというと海外ETFの方がおすすめになります。

国内ETF

iシェアーズ・コア 日経225 ETF(銘柄コード:1329)
信託報酬 0.1155% 分配金利回り 1.26%

MAXIS全世界株式[2559]
信託報酬 0.08% 分配金利回り0.82%  

海外ETF

VT (バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
米国を含む全世界の先進国株式市場及び新興国市場へ幅広く投資
信託報酬0.08% 分配金利回り1.55%

VYM (バンガード・米国高配当株式ETF)
高配当な米国企業 約400社で構成 
信託報酬 0.06% 分配金利回り 2.47%

AGG (iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF)
アメリカの優良債権に投資するファンド
信託報酬 0.05% 分配金利回り 2.01%

ETFのリスク

投資信託と同じように、「価格変動リスク」や外貨建てのETFには「為替リスク」もあります。

1つのものを買っておけばいいというわけではなく、購入時期や資産配分を分散して保有しておくことも大切です。

おわりに

投資信託とETFの、最大のメリットは、簡単に少額から分散投資を始められることです。

つみたてNISAの非課税で運用できるメリットは大きいので、ETFは、NISAの枠を使い切った次のステップや資産に余裕が出てきたタイミングでの一括購入におすすめです。

違いを比較したうえで、活用していきましょう。